私が、AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト(以下、AWS SAA)を受けるにあたって、どれくらいの期間でどの程度勉強に取り組んだのか。どのような勉強の仕方で合格に至ったのかの参考になれば、の記事です。
はじめに
改めて、受験者のスキル
自身のインフラ知識はこの程度の状態で試験に臨んでます。
- 8年ほど前にLPIC Level1の合格経験あり(既に失効)
- S3, DynamoDB, Lambdaは業務で触れたことあり
- DNS、ネットワークの冗長化はあまり詳しくない
- コンテナもよくわかってない(Dockerわからん)
基本的にアプリケーションの開発がメインでしたので、バリバリインフラをやっていたわけではないですが、多少なりの知識は保有している状態でした。
学習について
学習期間
AWS SAAを申し込む際、受験日を設定するのですが、私は以下のように申し込みました。
- 申込日:2021/03/02
- 受験日:2021/03/23
おおよそ20日間です。ノリと勢いで申し込んだ結果がこれですよ。。。
使った参考書
最終的にはいわゆる「黒本」にお世話になりました。試験で出る単位でサービスを説明してくれているので、試験対策にはやはり強いな、と読んでいて思いました。
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黒本以外にも、次の2冊を使って学習をしました。こちらはサービス単位で記載されてますので、知識を固めるにはよいかな、と思います。
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ただ、この2冊は試験のバージョンが古かったので模試は参考程度に。
1週目(2021/03/03~2021/03/09)
最初の一週間は、割とゆるめにやってました。
平日
- 1日1時間を目安に参考書を読む。
- キリが良ければ早めに終わらせる。
- キリが悪ければ多少オーバーしてでも読み切る。
- 調子が良ければどんどん読み進める。
まず、参考書を読み進めることだけを念頭に置いて、「斜め読み上等!」な感じで進めてました。また、体調が良いとかやる気があるときは、時間を気にせず読むようにしました。(逆にダメな時は10分くらいであきらめた日もあります)
休日
- 模擬試験
- 間違った箇所、勘で書いた箇所の復習
最初の週末は、事前知識と斜め読みでどの程度頭に入っているのか、を確認するために参考書巻末の模擬試験に取り組みました。
2週目(2021/03/10~2021/03/16)
平日
- 参考書を読み切る
- 理解しきれていないサービス項の見直し
- 1日1時間を目安に
1週目とあまり変わらないですが、理解を進めることに注力しました。
休日
- 模試:土曜・日曜で1つずつ
- 誤答箇所の見直し
3冊の参考書があり、それぞれ巻末に模擬試験があるので、それらを解いていく形をとりました。この時点で気を付けたのは、次の2点です。
- 同じ模擬試験を続けて解かない
- 同じ参考書の模擬試験を続けて解かない
問題と解答を暗記してしまうのを極力避けるために取った手法です。
3週目(2021/03/17~2021/03/21)
平日
- 週末の模擬試験での誤答箇所を重点見直し
- AWSのサービスを実際に触って確認
試験対策として誤答箇所の理解を深めることもしつつ、理解が進んできた箇所は実際どうなっているのか気になってきてしまっていたので、サービスに触ることも増えてました。
休日
- 模擬試験(AWS公式)
- 模試(参考書)
- 誤答箇所の見直し
実際の問題はどういう形式で出題されるのかを体感するために、AWSが公式に提供している模擬試験を購入(2000円/税抜)し、取り組みました。また、引き続き、参考書の模試を解いていました。
参考書の模試を解くのも、2回目・3回目となってましたので、過去の解答と突合せをしました。
- 繰り返し誤答する箇所をチェック
- 実施回によって正誤が異なっている箇所をチェック
繰り返しの誤答は言わずもがな、理解が及んでいない箇所です。また、実施回によって正誤が異なっている箇所は、理解が中途半端な状態であるといえるので、こちらも解説を読むなどして理解を進めました。
前日(2021/03/22)
- 黒本の模試
- 不安のあるサービスを軽く見直し
本当は、21日時点で正答率が80%くらいまで取れているようなら模試をやるつもりはなかったのですが。。。模試の結果が芳しくなかったので、前日ですが黒本の模試を解きました。
結果的に、8割超えるくらいは取れたのでほっとして寝ることができました。
最後に
効果的だった学習方法
AWS SAAの学習を振り返って効果的だったな、と思ったことは、
- 模試をいっぱい解きましょう
- 間違った箇所の振り返りは確実にやりましょう
- 過去の解答との突合せも有効です
ですかね。試験に受かるだけなら、この学習方法でいいんじゃないかなぁと思います。サービスを使って設計・構築をする場合は、不明点をそのままにせず理解を深めてほしいところです。
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